今「憲法が危ない」という思いが、国民の間に広がりをみせています。
自衛隊のイラク派兵、多国籍軍への編入、アメリカからの「9条は日米同盟の妨げ」という改憲圧力。それらにあわせるかのように、「時代に合わない憲法」だから「改憲」「創憲」「加憲」という様々な改憲の主張。
言うまでもなく日本国憲法は、戦争の惨禍を経験した国民の反省と平和への願いに支えられて誕生しました。それから半世紀以上にわたって、憲法は私たちが人間らしく生きるよりどころとして、また平和と民主主義の願いの守り手として大きな役割を果たしました。そして憲法9条の平和原則は、世界の平和と安定に貢献できるものとして国際的に高い評価を受けています。この憲法を変えるということは、日本の平和を脅かし、私たちの生活と権利を破壊することにつながります。
私たち埼玉憲法会議(憲法改悪阻止埼玉連絡会)は、日本国憲法の改悪に反対するという一点で協力・共同を進めるため1965年に結成されました。改憲への動きが強まっている今こそ出番であると自覚し、埼玉における憲法改悪反対運動で共同センター的役割を果たしたいと思います。そのため、今まで以上に幅広い方々によびかけ、埼玉で憲法改悪反対の声をより大きくしていこうと思います。
ぜひ多くの個人・団体の方々が埼玉憲法会議に加入し、この運動に参加されることをお願いします。
2005年1月
埼玉憲法会議 代表委員 |
大田 堯(東京大学名誉教授) |
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大久保 賢一(弁護士、自由法曹団常任幹事) |
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加藤 ユリ(新日本婦人の会埼玉県本部会長) |
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浜林 正夫(一橋大学名誉教授) |
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伊藤 稔(埼玉県労働組合連合会議長) |
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